もっと知りたい!薬事のしごと

薬事広告に関する情報や考え方をお伝えします。

「美容成分」て書いちゃだめ?

美容成分は配合目的になり得るのか?

化粧品の広告では、

成分名を記載した場合は配合目的を併記する必要があります。

 

理由は、特記されたその成分が有効成分であるかのような印象を与えないようにするためです。(化粧品等の適正広告ガイドライン2020年 F5.5より)

 

化粧品で認められる範囲内の配合目的とは

  • 保湿
  • 保護
  • ツヤ付与
  • ハリ付与
  • 毛髪補修
  • 肌をやわらかくする 

などの56効能の範囲内です。

 

〇〇エキス(美容成分)としてしまうと、この56効能の範囲外の効果を想起させてしまう可能性があります。

 

その場合は、下記のように表現することをおすすめします。

美容成分の〇〇エキスが潤いを与えもちもち肌に導きます。

 

こうすれば、後ろに化粧品で認められた効能効果が記載されているので誤解を与えることはなくなるでしょう。

 

どなたかのご参考になれば幸いです。