美容業界の発展と「薬機法」
こんにちは。
化粧品メーカーの薬事担当をしているはるいおです。
メーカーの薬事担当をしているからこそわかることがあります。
自社の中を見渡せばすぐ隣には人生をかけて処方開発を行っている開発担当者がいて、
マーケティングや企画部門の汗をかいて何かをつかもうとしていて、
営業担当者は一人でも多くの消費者の手に届くよう日々努力を重ねて…。
このように、良い商品は強い想いとたゆまぬ努力の結晶であると肌で感じながら日々仕事をしています。
それなのに、いざ商品を広告をするぞって時に「それは薬機法的にあぶない」とか「その言葉はつかえない」というのは簡単ですが、一流の薬事担当者では、「それならどうすればよいのか」を解決し、最大限訴求できるように導くことは必ず求められるスキルです。
広告は、商品開発に携わった方や商品を販売される方と消費者をつなぐ架け橋になるものです。
そんな架け橋である「広告」が嘘つきだったり、業界ルールを無視して目先の利益ばかりを追いかける業者に利用されることは認められませんね。
また、「知らなかった」がすまされない事業者の信頼・モラルを揺るがす事態に及びます。
薬事広告違反が横行していると、まっとうな事業者が不利益をこうむり、消費者側の心理としても他の商品に対する信頼も離れていくことは明確です。
日本の美容業界の発展を阻害していることは間違いありません。
「真っ当な事業者が正しく消費者から選ばれる」
そんなクリーンな美容業界にしていきたいと私は本気で思って薬事に関わっています。
商品販売の背景にあるさまざまな想いや努力から生まれる商品の魅力を最大限に伝えることを使命として。
賛同いただける方が一人でも多くいらっしゃれば大変うれしく思います。